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  • ウィルトン織りカーペットについて

はじめに


カーペットの起源は人類が狩猟生活を始めた頃にさかのぼります。
北方では寒さを防ぐため、南方では暑さをしのぐため また人々のさまざまなニーズに応えながら発展してきました。

ウィルトン織カーペット羊

現在 カーペットはホテルであるいはご家庭で その他あらゆるシーンの必需品になると共に商品の多様化 個性化が進展しています。

ウィルトン織カーペットホテルの空間

織じゅうたん(ウィルトン織カーペット)はその中でも 機能・品質にすぐれ 織での表現力の多彩さにおいて最上級のカーペットであると言われています。



ウィルトン織カーペットのバーチャル工場見学(原料〜製造〜出荷まで)



お部屋の壁から壁までの敷き込みに またエリアラグとして幅広くご利用いただけます。


 
時を超え、価値を織る

全てが効率という尺度で語られる現代。
古いウィルトン織機で織るカーペットは不合理の極みと映るかもしれません。
前工程や後工程にも信じられないような手間と時間がかかります。
それらの工程のほとんどが職工による手作業なのです。
もちろん一部にはコンピューターも導入されていますが 機械を操るのは熟練の技と経験を持った職工だけ。



しかしながら 丁寧に時間をかけて織られた織物は もはや「現代の手工芸品」と呼ぶにふさわしいほど仕上がりで魅了します。
ウィルトン織カーペットは時を超えて価値を伝え続けて来たモノだから持つ 真の輝きと所有するよろこびをあなたにもたらします。


 
イギリス伝統のWilton織り


ウィルトン織カーペットイギリス伝統のWilton織り

ウィルトンカーペットは 18世紀初頭にイギリスのウィルトシャー州 ウィルトンで生まれた世界で最も古い機械織りのカーペットの一つです。
日本では1913年(大正2年)に村田織物工場と飯田高島屋との共同事業として住江織物合資会社(現 住江織物株式会社)が設立され 6台の織機により製造が開始されたのが 日本のウィルトンカーペットの製造 及びカーペット工業生産のはじまりだといわれています。
しかしながら 量産性に優れるタフテッドカーペットの台頭により1979年(昭和54年)をピークに生産量は減少し令和を迎えた現在では 国内全体を見渡しても十数台の織機が残るのみとなりました。
ウィルトンカーペットは 量産化の進んだ現代において昔ながらの 製法を守る非常に希少性の高いカーペットと言えます。

ウィルトン織カーペットイギリス伝統のWilton織り

古代から人間生活と深く関わりあってきた織物。
なぜ 織物がこんなにも私たちの生活に密着してきたのでしょう?
それは何よりも天然素材のもつ温かみとやさしさ そして優れた機能性があるからで
す。
こうした織物の良さを十分に持つカーペットが織じゅうたんなのです。

ウィルトン織カーペットイギリス伝統のWilton織り

織じゅうたんは パイルのタテ糸とヨコ糸が交錯する織物なので パイル密度が細かく
厚手のしっかりした織り上がりができるため 耐久性や弾力性に優れ 踏みごこちもしっかりしています。
また小ロットで生産できるという強みがあります。
さらに 織じゅうたんのパイル糸・裏地とともに 主に自然素材で作られていますので 敷き替え時の廃棄処理が容易で 環境への問題が極めて少ないという点にあります。

ウィルトン織カーペットイギリス伝統のWilton織り

いまや 宿泊のみでなく 祝祭の場 として多くの人が集うシティーホテル。
特に その設備や調度には 豪華さや格調高さが求められます。
そのためにロビー・宴会場・レストラン・会議室などといった場の床材には 織じゅうたんが敷かれています。
住宅でも羊毛で織られた床敷物として 快適な住空間を創りだしてくれます。

また 羊毛の持つ剛直性は 耐摩耗性に優れた耐久消費材として利点を備えインテリア空間の床材には 織じゅうたんが最適で永くご愛用頂けるものです。


 
QUALITY

染色から仕上げまでの全工程を一貫生産

卓越したクオリティの秘密は カーペットの糸の紡績から製織・仕上げまで全ての工程を熟練した職人たちによる一貫生産体制で行っていることにあります。
先ず 全世界から選りすぐった羊毛を撚糸・染色してカーペット糸を作ります。
その糸をワインダーという工程で数千にも及ぶ「コマ」に巻き上げて ウィルトン織機に付けて行きます。
そのほかにも様々な前工程があり 職人たちの手仕事でおよそ二週間ほどの時間をかけて行います。

ウィルトン織カーペットウィルトンカーペット製造工程

そこから織工程に入りますが これも「織機がカーペットを織るのではなく 職人が織るのを機械が手伝っている」と言われるほど織工程の熟達の技の見せ所なのです。
こうしてロール状のカーペットがおよそ二日間かけて織られます。
最後に補修工程で織り傷になっている箇所を丁寧に針と糸で補修して行きます。
こうして完成されたカーペットは最終検査を経て お客様のもとに出荷されて行くのです。

 
ウィルトンカーペット製法
 
シングルウィルトン

ウィルトン織カーペットシングルウィルトン柄織機の構造
  

製織の原理

ウィルトン織カーペット製織の原理

ウィルトン組織(3越)シングルウィルトン柄織機の構造

2種類の縦糸(たて糸)と1種類の緯糸(よこ糸)を交錯させて地組織を作り それにパイル糸を織り込む製法で鋼鉄製のワイヤーを用いてパイルを形成します。
ワイヤーの選択によりオールカット ・オールループ・カット&ループの製品をつくれます。
パイル糸を密度細かく1本1本丹念に織り込んでいるため弾力性に富み優れた耐久性を生み出します。
またワイヤーの高さでパイル長を変える事ができます。
無地だけでなく ジャガード装置を用いる事で5色くらいまでの柄物をつくることができます。




【ウィルトン(無地)】
18世紀にイギリスのウィルトン市で生まれた織りカーペットの工法です。
ワイヤー技術によって美しい表面を作り出すことができます。現代日本では希少な工法となりました。




【ウィルトン(柄)】
パンチカードで柄をコントロールするジャガードの発明は ウィルトン織りに多色の柄表現を可能にし より豊かなデザインを提供することになりました。


 

アキスミンスター(グリッパ−式)

アキスミンスターカーペット

グリッパ− アキスミンスター組織図

アキスミンスターカーペットもイギリスで生まれた伝統的な織じゅうたんでオールカットの製品を造ることが出来ます。
色数が12色まで使えますので多彩な柄表現が可能です。
製法の一番の特徴はひと羽ごとにキャリアというパイル選択装置と鳥の嘴(くちばし)のようなグリッパ−を用いて柄を表現することです。
ジャガード装置の指示でキャリアが上下運動をし 必要な色のパイル糸が横一列に並びます。
これをグリッパ−が必要な長さだけ摘み出し切り揃えてから地組織に織り込む仕組みになっています。



【アキスミンスター】
イギリスのアキスミンスター地方で作られていた多色・手織り柄緞通を機械織りカーペットとして開発 展開した工法です。
全動画:出典・日本敷物団地協同組合


 

ダブルフェース

ダブルフェースウィルトン

※ウィルトン織りラグという言葉を見るかと思います。
そのウィルトン織りラグという中に正式にウィルトン市と歴史的に関わっていないウィルトンカーペットがございます。
高速織機でこちらの製法になりますので 正式なウィルトン織りではございません。


 



The Wilton カーペット・ラグ を購入する

高級プレタポルテ
ウィルトン織カーペットブランド
『 The Wilton 』

英国伝統のウィルトン織機を使い国内で生産されたウール100%パイル使いのカーペット。(村上敷物製造)
一流ホテルの品質のウィルトン織カーペットを ラグに製作してお届けしています。
1.8mロール幅×100cm 〜10cm単位で カーペット・ラグをご購入いただけます。

 

アウトレットラグ

アウトレットラグ を購入する

手の届きやすい価格の【アウトレット ラグ】 
エリアを設けて敷くラグをご購入いただけます。
一流ホテルの足心地をご自宅に。優雅で居心地の良い時間をお過ごしくださいませ。
AGIカーペットを末長くお使いいただければ幸いです。