ニードルフェルトとハイクッションの違い

カーペット:基礎知識

アンダーフェルトとは?ニードルフェルトとハイクッションの違いを比較

ロールカーペットを施工するときに、下地材として使われることが多いアンダーフェルト。

アンダーフェルトを使用することで、カーペットの断熱性・防音性・衝撃吸収性を高め、より快適な床に仕上げることができます。

一般的に使われるアンダーフェルトには、ニードルフェルトハイクッションがあります。

どちらを選べばよいのか、柔らかさやクッション性にどのような違いがあるのか、迷われる方も多いと思います。

ここでは、ロールカーペットをご検討中の方に向けて、ニードルフェルトとハイクッションの違いをわかりやすくご紹介します。

ロールカーペットに使用するアンダーフェルトのイメージ

アンダーフェルトとは

アンダーフェルトとは、ロールカーペットの下に敷く下地材のことです。

カーペット本体の下に一枚加えることで、踏み心地がやわらかくなり、床からの冷えや歩行音をやわらげる効果が期待できます。

また、衝撃を吸収しやすくなるため、足腰への負担を軽減したい場合にも役立ちます。

ただし、アンダーフェルトは厚ければよいというものではありません。

カーペット本体の品質や用途、施工場所に合わせて選ぶことが大切です。

ニードルフェルトとは

ニードルフェルトは、たくさんの繊維を機械的に絡み合わせ、不織布のような形状にしたアンダーフェルトです。

耐久性と作業性のバランスがよく、一般的なカーペット施工で広く使用されています。

イメージとしては、繊維がぎゅっと集まり、シート状になったものです。

やわらかさがあり、住宅用のロールカーペットにも使いやすい、普及タイプのアンダーフェルトです。

ニードルフェルトの素材イメージ

ハイクッションとは

ハイクッションは、ウレタンフォーム系の素材でつくられたアンダーフェルトです。

密度の高い連続気泡構造を持ち、シート状に加工されています。

ソファや椅子の座面に使われるクッション材をイメージすると、わかりやすいかもしれません。

ニードルフェルトに比べると価格は高くなりますが、しっかりとした弾力感が特徴です。

ハイクッションの素材イメージ

柔らかさの違い

柔らかさの感じ方は、人によって異なります。

また、上に敷くカーペットの種類やパイルの厚みによっても、踏み心地は変わります。

一般的な体感としては、ハイクッションよりもニードルフェルトの方がやわらかく感じられることがあります。

一方で、ハイクッションはやわらかさというよりも、しっかりとした弾力性が特徴です。

沈み込みすぎず、適度な反発感のあるクッション性を求める場合には、ハイクッションが合うこともあります。

クッション性の違い

「柔らかい」と「クッション性がある」は、似ているようで少し違います。

ニードルフェルトは、ふんわりとしたやわらかさを感じやすいアンダーフェルトです。

ハイクッションは、ややしっかりとした弾力があり、踏んだときの底つき感が少ない印象です。

たとえば、高密度で低パイルのループ織カーペットと組み合わせた場合、ハイクッションの方がしっかりしたクッション性を感じることがあります。

畳のような、やや硬さのある弾力感をイメージすると近いかもしれません。

家庭用にはどちらがおすすめ?

一般のご家庭であれば、AGI KANSAIではニードルフェルトをおすすめすることが多いです。

理由は、住宅用として十分なクッション性があり、コストとのバランスにも優れているためです。

ハイクッションはニードルフェルトに比べて高価になるため、その分の予算をカーペット本体に使う方が、仕上がりの満足度につながる場合があります。

カーペット本体の密度やパイルの品質を上げることで、快適性や耐久性をより高めることができます。

アンダーフェルトは大切な副資材ですが、主役はあくまでカーペット本体です。

住宅用カーペットとアンダーフェルトの施工イメージ

カーペット床とエリアラグで考え方は変わる

床全体に施工するカーペットと、部分的に敷くエリアラグでは、アンダーフェルトの考え方が少し異なります。

エリアラグとして使う場合、より厚みを出したい、寝転んでも痛くないようにしたい、というご希望があるかもしれません。

その場合は、厚手のニードルフェルトやハイクッションを検討することもあります。

市販の副資材では、厚さ8mm〜10mm程度の製品が一般的です。

また、アンダーフェルトを重ねて使用する方法もあります。

ただし、床全体に施工するカーペットの場合、厚みを出しすぎることはおすすめしません。

厚みがありすぎる床は、かえって足が疲れやすくなることがあります。

一流ホテルなどでは、ラグジュアリー感や重厚感を演出するために高密度で厚みのあるカーペットが使われることもありますが、使い始めは足が疲れると感じる方もいます。

エリアラグとアンダーフェルトの使い方

ニードルフェルトとハイクッションの選び方

ニードルフェルトとハイクッションは、どちらが優れているというより、用途に合わせて選ぶ副資材です。

  • 一般住宅でバランスよく使いたい場合は、ニードルフェルト
  • しっかりした弾力感を求める場合は、ハイクッション
  • コストを抑えながら快適性を高めたい場合は、ニードルフェルト
  • エリアラグで厚みや底つき感を軽減したい場合は、厚手タイプも選択肢

施工場所や暮らし方、上に敷くカーペットの品質に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ

アンダーフェルトは、ロールカーペットの快適性を高める大切な副資材です。

ニードルフェルトは、やわらかさとコストバランスに優れた一般住宅向けの選択肢です。

ハイクッションは、しっかりとした弾力感を求める場合に適しています。

ただし、アンダーフェルトを厚くすることだけが快適性につながるわけではありません。

カーペット本体の品質、施工場所、暮らし方に合わせて、最適な組み合わせを選ぶことが大切です。

主役はカーペット本体。

アンダーフェルトは、その心地よさを支える大切な土台です。


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アンダーフェルトの種類や選び方、効果についてさらに詳しく知りたい方は、 AGI KANSAIの「アンダーフェルト購入ガイド」もぜひご覧ください。

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