MADE-TO-ORDER    Luxury Carpet & Rug


ウィルトンカーペット(Wilton)

ウィルトン(Wilton)織とは18世紀初頭 イギリスのウィルトシャー州ウィルトンで生まれたカーペットのこと。

産業革命以降の蒸気器官の発達により、ウィルトン織は一世を風靡しました。
日本でも明治後期から昭和にかけて業界標準として広く用いられたカーペット製造法でした。

ウィルトンカーペットは 国会議事堂の赤絨毯、一流シティホテルのロビー、新幹線のグリーン車、あるいは高級ブランドの自動車のフロアマットなど、聞けば誰もが知っている場所で使われています。

ウィルトンカーペットは その卓越した品質を知る施主や依頼主によって認められた 隠れたる名品なのです。


ウィルトンカーペットの製造の仕組みと織組織

日本では毛織物のカーペットを「じゅうたん」と呼ばれています。
ウィルトンカーペットは「織じゅうたん」とも呼ばれています。
カーペットとは繊維製のパイルがある敷物を広く対象にした呼び方ですがJISでは より細かく分類されています。

1. ウィルトンは 織物のカーペットです。

織物の原型

機織(ハタ織)
古来からある布を織る(ハタオリ)機です。
手と足でタテ糸とヨコ糸を交差させながら 手元の「筬(おさ)」を操作して布を織り上げます。



100年の歴史を持つウィルトン織機(ショッキ)

上記の原型に比べてかなり大きな織機です。
現在でもウィルトンカーペットはこの織機で製造されています。
基本の原理は古来の機織と同じです。


2. ウィルトン織機(ショッキ)でパイル(立毛)をつくります。

機(ハタ)織機

機織機を原型にしたウィルトンカーペットの織機です。
タテ糸ヨコ糸にパイル(立毛)を織り込んでカーペットに仕上げます。

鋼鉄製のワイヤーと呼ばれるものでパイル(立毛)を作ります。
パイルの高さもかえれます。

3. ロール状のカーペットと織

ロール状に保管されている多数のウィルトンカーペット


カットセンターでロールカーペットが拡げられています。
検品後必要寸法にカットされます。
施工用はそのまま出荷。エリアラグはカット面を縫製加工します。


三本地

裏地が麻糸でキレイにおおわれています。
ウィルトンは裏地とパイル(立毛)が一体に織られているため 耐久性に優れています。
特に3本地(麻糸)の裏地と三越織のウィルトンカーペットは施工性に優れ 安定した品質が高く評価されています。

三越織

パイル(立毛)
裏地(約2mm)
白い小さなワクに 3本の縦糸(麻糸)の断面が見えます。
これが三越織の組織です。



フロア+カーペットとエリア+ラグ

施工用(カットのみ)と エリアラグ
当店のウィルトンカーペット【 The Wilton 】 は 運搬・搬入・施工がしやすい 1.80mロール幅・10cm単位 で販売しています。


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